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あらすじ

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時は中世、ヨーロッパのとある国。

森に住む美しい魔女を捕らえるため、教会は一人の兵士の男を派遣する。

男は、その魔女と一度は恋に落ちるが、教会との間で葛藤した末、やがて魔女を裏切る。

怒った魔女は、呪いによって、男を木へと変えてしまう。

 

男はもはや、動くことも、声を出すことも、眠ることすらできない。

唯一奪われなかったのは、その思考だけ。

男は、「グリーンマン」となったのだ。

 

幾重もの季節がめぐり、新しい時代が訪れては過ぎ去っていく中、彼は一人取り残される。

思考と記憶、後悔のかけらと共に。

やがてグリーンマンの眼差しによって映し出されるのは、千年もの時をかけた、

人間と森の争いのさま。

 

これは、グリーンマンによって紡がれる、過去、現代、そして我々の未来の物語である。

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「グリーンマン」とは…

顔全体が緑でおおわれた、不思議な男の像。昔から世界のあらゆる場所で、彫刻、民芸、建築装飾など至るところに出現している。

ヨーロッパでは、グリーンマンはキリスト教以前のアニミズム信仰や神話の神とされ、また森林の象徴と信じられており、しばしば環境保護のシンボルとして扱われる。

しかしその起源については、多数の研究者たちによっても、未だはっきりしたことは分かっていない。

見どころ

タマ伸也(ポカスカジャン)が、本作の語りと歌を担当。主人公であるグリーンマンを含めた9役を見事に演じ分け、作品に深みを与えている。本作は全編にわたり、カナダの音楽エリオット・ロランによる書き下ろし。劇中歌はほぼタマ伸也によるギターと歌の生演奏で、舞台ならではのライブ感をより一層増している。

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タマ伸也(WAHAHA本舗)

ポカスカジャン Vo/AgとしてCMソング「ガリガリ君」他、多数作品あり。
2014年国立演芸場花形演芸大賞受賞。
ソロではフォークシンガーとして活動、2013年ビクターより配信デビュー。
FRESH!「たまチャン」メインパーソナリティ、こしがやエフエム「タマ伸也とイゲッチのギタガレradio」などラジオ出演多数。
音楽ユニットTHE 肯定's、THE TWISTARS 等、活動は多岐に渡る。
FCヴァンラーレ八戸公認サポーター、青森市観光大使。

初演後にいただいた感想(アンケートより抜粋)

「人形劇団望ノ社「グリーンマン」約1時間。またもや傑作!影絵は実演始まるなり驚異的繊細さ、愛情深さに涙ぐむほど。十字軍の時代の魔女退治から現代、そして数千年後の未来も射程に入れた壮大な物語。憂いと希望、思想を受け取り何度も落涙。三百枚もの影絵操作を全て披露。キーボードとドラム、ギターの生演奏、歌と語りで進行。音楽も含め全て手作り。影絵だけでも前売三千円は安過ぎる。」

(高野しのぶ・現代演劇ウォッチャー)

http://shinobutakano.com/2019/10/27/13920/

「予想できない展開で、あっという間に終わってしまいました。演出が飽きさせなかった。とても素晴らしかったです。

たまさんの声も一人で何役も演じていらっしゃって感動しました。歌も上手だった。何よりライブの演奏が、本当に良かったです。」(40代)

 

「泣いた。泣いた。アナログな影絵だから感じることがとてもあったと思いました。」(50代)

「こんなすごいもの、初めて見ました。影絵の表現力の高さにびっくり!音楽、歌との調和にびっくり!シナリオもすごく魅力的です!」(30代)

「今見るべき物語かなと思いました。私が思っている影絵はもう少し平面のイメージでしたが、あらゆる方向から来るというか、平面だけどすごく空間を感じて新しい世界でした。Non stopで進んでいく語りべとのやりとりに、あ 泣く と感じる間もなく涙がきました。」(40代)

 

「奥ぶかく、ものごとはシンプルであることがいつも忘れてしまう。心かなしく あらわれる作品でした」(40代)

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